ロレックス デイデイト
この時計を買うならば、
どういう視点で選べばよいのか。
色々なデイデイト写真を見ながら、
考えてみましょう。
古いモデルから言えば、デイデイトは、4桁、5桁、6桁の
リファレンスナンバーあり。
素材から言えば、
イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、プラチナ。
文字板は、数えられないほど多種多様。
被らなくて良い面、どれを選ぶと良いのか悩まれる方も多かろうと思います。
そこで、いちデイデイデイターからの視点から、
読者の皆様のご参考になればと、デイデイト購入指南の記事を書いてみました。
まず、デイデイトを買うという方は、
スポロレや、デイトナだけ、
というコレクションと言う方はまずいないでしょう。
多数の時計をお持ちの方のはず。
きっとこんなお洒落な方々も多かろうかと。
多数の時計をお持ちであれば、
毎日同じ時計を使っていないでしょうから、
日付と曜日合わせを考えねばなりません。
ワインダーを使わない方も多いと思われますので、
日付と曜日をリューズで毎回合せるなんて面倒の極みです。
だから、日付のクイックチェンジ機能が必須となり、
4桁では、このクイックチェンジが出来ませんので、
5桁・6桁のデイデイトが望ましいということになります。
では素材はどうか。
やはりイエローやピンクゴールドの色無垢を選ぶべきでしょう。
というのも、ホワイトゴールドですと、
カラー文字板でもない限りは、
遠目からはデイトジャストのようにも見えますから。
もちろん、その回避策として、石付を選択するのもアリです。
ただし、ホワイトゴールドにダイヤのデイデイトですと、
かなりフォーマルなファッションでないと、
時計だけが浮きやすいと思われます。
では、プラチナはどうかというと、問題はその重さですね。
ブレスまで含めると重く、その重さによる使いづらさで、
手放す方が多いと聞きます。
デイデイトのイメージと言えば、やはり色無垢。
黄金の国ジパングの民として
イエローゴールドのチョイスと行きましょうよ。
特に、色無垢ですと、ベゼルだけでなく、ブレスにおいても、
バーク加工してある物ですと、よりフォーマル感、宝飾感が高まり、
存在感と言い、お洒落でゴージャスなデイデイトに見える効果があります。
次に文字板選びです。
ビジネスの場で、デイデイトを使う場合には、
石無し選択が、逆に上品な落ち着きを持たせ、
ビジネスの装いも可となりますが、
もっとも、皇帝デイデイト、エンペラーデイデイトを買うのであれば、
とことん豪華さで勝負というのが、
購入後の満足感が高くなるのではないでしょうか。
高級複雑時計を買ったって、オーバーホール費用が大変なだけ。
コンプリケーションの隠れスケベ的な買い方をするより、
SSデイトナでドヤ顔するくらいなら、
堂堂と、石つき色無垢デイデイトで勝負して良いのではないでしょうか。
だから、せっかくの目立つ色無垢ですから、変わった素材の文字板、
また石付を選ぶのも良いと思われます。
数年前の記憶では、
30万台、70万円台、100万円オーバーの
概ね3種類のランクの文字板があったと思います。
このデイデイトの文字板は、デイトジャストの5万円程度のと比べると
石付だったりするので、非常に高額な価格設定となっております。
したがって、はじめから時計に珍しい文字板が付属している
デイデイトを探して買うほうが、
別途文字板交換で買うよりは、コストパフォーマンスが良いのです。
もちろん、文字板自体にプレミアムがついて、
時計本体が高い値段となっておるものもあります。
以前も紹介したように、サンゴ文字板など、
デイデイトの稀少文字板は、
製造中止・在庫無しの文字板が多数でありますから。
ただそれでも、200タキメーターだとか、逆6だとか、ギャラがどこの国だとか、
○番だとか、そんな些末な点で、高額のプレミアムを払うよりかは、
はるかにデイデイトの文字板のプレミアムは費用対効果が高いと思われます。
特に日本と異なり、ロレックスの外国人コレクターは、
他のコレクターとの差別化を求めて、
デイデイトの文字板や、バークなどの金細工に、
希少価値や付加価値を見出し、
こだわって収集される方が多いようです。
なお、珍しい文字板は、5桁デイデイトに集中していますので、
状態の良き文字板付のデイデイトを見つけたら、買って良いと思います。
このような理由から、遊馬のロレックスデイデイト購入指南としては、
値段的にも6桁よりお得感のある
5桁の色無垢デイデイトを狙えというもの。
5桁デイデイトが、色々な面で満足度、
コストパフォーマンスが高いという結論に至るのでした。