2018年 01月 22日
実は掛時計のコレクターでもある
時計好きが高じると腕時計以外に、
掛時計も気に入ったデザインのモノを部屋に置きたくなる。
そんな具合で、掛け時計が増え始め、
わざわざ当時のカタログも入手したほど。
そして、いつのまにやら数が増え、
あっという間に掛時計のコレクターにもなってしまった現状がある。
本来であれば、パネライのように純正品の掛時計や
ジャガールクルトのように置時計をロレックスが作ってくれたら良いのだろうが、
デザイン的に魅力的なものとなると、1960年代から1990年代くらいまでの、
ユンハンスやキンツレーの掛時計が、デザイン的にも非常に優れており、
デザイナーズ家具に合わせやすく非常に魅力的なものが揃っている。
こちらは、私の実用コレクションのユンハンスの貴重な掛け時計。
ミッドセンチュリーのデザイナーズ家具に
とても合わせやすく非常に気に入っている。
天然木の無垢材を刳り貫いたもので、木目が美しいだけでなく、
木の温かみや重厚感を感じさせてくれる。
おそらく同じ程度の物を今作ったら5~6万円の値段を付けないと、
完全にコスト割れになるのではなかろうか、と思ってしまう。
一方で、日本では、デザイン的には、クォーツ前のトランジスタクロックが
セイコーやシチズンなどにおいても、非常に魅力溢れるものが多い。
ただし、トランジスタクロックは年代的に古いため、
クォーツに比べ精度面で劣るものも多い。
したがって、1週間おき程度で時間合わせをしなければならないものも、
少なくないので注意が必要である。
最近では、ヴィンテージ家具を扱うショップさんが、
クォーツムーブメントを新品に交換した形で、
販売してくれている安心な個体も数多く見られるようになっている。
もっとも、新品ムーブメントへの交換により販売価格が1万円を超えてくることも多い。
しかし、精度が悪いことでの時間合わせの手間を考えれば、
今はなき卓越したデザインの掛け時計を使えるから、
それは受け入れるべきと思われる。
数多くの掛時計をも集めている身として、
実用を考えての私の購入基準、優先度は以下。
1.新品未使用の新古品
2.文字盤のインデックスがアップライトであったり工夫を凝らしているもの
3.フレームはプラスチック製ではなく木枠であるとより良い。
4.クォーツムーブメントの、秒針の動きが静かなスィープセコンドであると一層良い。
そんな昔の品を購入するには、専門店のほか、ヤフオクやメルカリなどとなろう。さらに海外のEBAYを使えるならより珍しい物を手に入れられるだろう。
古き良き掛時計の相場観としては
海外品で人気の高いハワードミラー、ユンハンスやキンツレーの新古品になってくると、
軽く数万円以上の相場になってくるが、
セイコーやシチズンであれば、当時定価が1万円を越える設定でも、
ヤフオクなどで数千円で落札することもまだまだ可能という状況にある。
そんな手頃な値段で入手することができるのであるから、時計好きな方であれば、
室内で眺めることが多い掛時計に凝ってみるのも良いと思う。
きっと部屋の雰囲気も前よりも、ずっと良くなるだろうから。