昔から時計を集めていた人間からすると、
ここ15年ほどで、ロレックスのモデルにおいて
最も上昇率が高かったのは、サブマリーナだと思っている。
それは、以下の資料を見ると歴然。
2000年10月号
のポパイの付録より。
初期の頃の4桁GMTでさえも、
上の写真記事のとおり、「流通量の多い」サブマリーナーの相場は
30万円台前後が続いていた頃は、「適正価格に近い」と書かれていたわけ。
だから、今現在の価格帯を考えると、ロレックスのモデルの中でも、
サブマリーナーがいかに異常な高値相場となっているかわかると思う。
もちろん、今後、どうなるかはわからない。
ただ一つ思うこと、腕時計を投資品扱いするのは、私は感心できないかな。
サブマリーナは、デザイン的に格好良いと思うけれど、
4桁は、もはや高値になりすぎた感も強いから、
好きな時計を買うのでなければ、無理して買わないという選択も大事。
流通量の多いモデルは、昔、若かりし頃、安いうちに買った人たちが、
あと20年もすれば手放しはじめ、大量に出回りはじめることになる可能性も高い。
数が多いモデルはそういうものだから。
お金のない若い世代は、そのくら時間を経てから
買っても良いんじゃないかなとも思う。
いま、4桁ロレックスに手を出すのは、リセールを重視しない、
時計趣味人くらいで良いのではないでしょう。
無理しない、背伸びしすぎず、時計趣味を末永く続けていって欲しい。
時計を趣味とする方々がそうあって欲しいと、私は願っています。