ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.16550
やはり純白な文字板にトリチウムの色味のコントラストが大変美しい。
後出バージョンのRef.16570と大きく異なる、16550の特徴は、
白文字板の質感(16550は陶器調である)の大きな差のほかに、
ベゼルの彫り込み数字の形が、四角に角ばっている点です。
特に数字の「6」と「1」の形に明らかな差異が生じています。
16550のほうが「6」は縦に圧縮された漢字で、
「1」が7のように伸びています。
もう一度整理すると、貴重なRef.16550のほうは
1.ベゼル表記の数字の形の特徴
2.ポーセリンダイヤル調の白文字板
3.夜光がトリチウムであること
(ルミノバは駄目。ルミノバ夜光は、サービスダイヤルなのでオリジナル性なしだから。)
4.文字板に「SWISS -T<25」表記あり
5.ケースのバネ棒の横穴が貫通している
6.シングルバックルのブレス
が揃って、16550と言えるでしょう。
なお、文字板上の円形状のトリチウムと針のトリチウムは、
文字板のほうのトリチウムのほうが、どうも変色しやすいようです。
針のトリチウムと色が多少差が出ているほうが自然なのかもしれません。
16550については、もはや年代的に当時のオリジナルの代替部品がないため、
ギャランティーの有無よりも、ベゼルの傷が少ないもの、
針や文字板のトリチウムの状態が良いものを
選ぶほうが良いでしょう。