飲み会での昔話は、若者には嫌がられそうですが、
時計の価格話だったら、少しは興味を持ってもらえるかもしれません。
ノーチラスが、まだ70万円未満の値段で購入できた頃、
ロレックスのエクスプローラー1の1016と、
ほぼ同じ値段でした。
まあ、当時は、サブマリーナ5508リューズガードなしでも、
50万円しなかった時代ですけれどね。
この頃の値段と比べると、我ながら、
最近の時計の値段は正直もうよくわからない状況。
ロレックスの一部モデルは、天井と言われた
リーマンショック前に到達したそうで。
食わず嫌い的な時計として
実際に実物を着けもせずに、
買っていなかった時計ならともかく
しっかり見て、検討した上で、
あの頃、見送ったもの、そこまでの金銭的な価値を見いだせなかったもの、
しかし、その後、異常な程に値段が上がってしまったもの。
貴方の審美眼が劣っていたわけではないかもしれませんよ。
もしそれが、今更欲しくなるのであれば、
それは結局、引き上げられた価格により惑わされているだけ、投資対象的な目線で更なる価格上昇期待に審美眼が雲っているだけ、ただ金銭的な価値に惹かれているだけなのかもしれませんから。
人はそれを、あの頃は、その魅力に気付かなかったなどと、
いろいろ言い訳するけれど、本当にそうなのかと・・・。
自戒を込めての記事でした。